ハイライト
- 2026年1月13日、ROCKWOOLは実質的にロシア事業の支配権を喪失。この結果、ロシア事業に関連する価値調整で392百万ユーロ(約7,252億円)の損失を2025年に計上。
- 2025年の売上高は3,877百万ユーロ(約7,161億円、現地通貨ベースで前年比1.1%増)。2024年の買収効果が1.2%。2025年第4四半期売上高は967百万ユーロ(約1,788億円、現地通貨ベースで前年同期比0.8%増)。
- 2025年のEBITDAは864百万ユーロ(約1,597億円)、EBITDAマージン22.3%で前年から2.1ポイント低下。第4四半期のEBITDAは199百万ユーロ(約368億円)、EBITDAマージン20.5%で3.2ポイント低下。スイス・フルムス工場での生産関連事故、ロシア事業の低迷、リストラクチャリング引当金が減益要因。原材料価格の下落と価格改定が部分的に補完。
- 2025年のロシア事業価値調整前EBITは570百万ユーロ(約1,055億円)、EBITマージン14.7%で2.8ポイント低下。第4四半期EBITは113百万ユーロ(約209億円)、EBITマージン11.8%で前年同期から4.9ポイント低下。ロシア事業価値調整損失を含む第4四半期EBITはマイナス279百万ユーロ(約マイナス516億円)。減価償却費は2025年12月の中国工場閉鎖とスイス事故で増加。
- 通期純利益は28百万ユーロ(約52億円)で、主にロシア事業価値調整による損失392百万ユーロ(約7,252億円)により前年比522百万ユーロ(約9,657億円)減。
- 設備投資は473百万ユーロ(約876億円)。米国・インドでの新工場建設、ルーマニアの新生産ライン、オランダ・フランスでの電化改造、およびデジタル化施策が中心。
- 脱炭素化が順調に進展し、CO₂原単位は2015年基準比で25%低下(2025年に2ポイント改善)。
- ロシア事業の結果と価値調整を除いた場合、配当性向33%を維持するため、1株当たり配当金は4.15デンマーククローネ(約100円)を提案。
- 2025年には自己株買い戻しプログラムの一環で4,108,500株のB株を取得し、総額143百万ユーロ(約2,646億円)を投じた。
(1ユーロ=185円換算、1デンマーククローネ=24円換算)
「2025年を振り返ると、厳しい経済・政治環境にもかかわらず、ROCKWOOLは堅調なパフォーマンスを達成しました。社員一同が顧客との関係強化、コストと価格の管理、そして能力増強と脱炭素に向けた長期投資を着実に推進しました。特に重要な中欧と北米での市場シェア拡大を果たし、2026年も能力拡張と電化投資を引き続き積極的に進めます。継続的なパートナーシップに感謝するとともに、社員の尽力に心からお礼申し上げます。来る年も皆さまと歩んでいけることを楽しみにしています。」
CEO イェス・ムンク・ハンセン
年次報告書の全文は、こちらからダウンロードできます(英語のみ)。
2026年見通し
- 売上高:現地通貨ベースで前年比2~4%増を予想
- EBITマージン:13~14%
- 設備投資額:約650百万ユーロ(約1,203億円、買収を除く)
見通しの詳細は2025年年次報告書(14~15ページ)をご参照ください。